丹後に残る伝説/丹後半島あれやこれや
丹後には、多くの伝説が残っています。 日本の渚100選に認定された小天橋

丹後元伊勢伝説

 時は崇神天皇の御代、日本国中に疫病が大流行し、国民の半数が死亡するほどの猛威を振るいました。事態を憂いだ天皇は、朝夕に天神地祇に祈りを捧げたものの一向にその勢いは止まりませんでした。
 この国難を、宮中で祭祀している天照大神と倭大國魂神の不仲によるものと考えた天皇は、天照大神を皇女豊鍬入姫命に託して祀らせ、倭大國魂神を市磯長尾市に託して祀らせ、占いの結果祟りをなしている事が判明した大物主神を太田田根子に託して祀らせたところ、ようやく疫病は収まりました。
 この一件以来、天照大神は宮中を離れ、最終的に伊勢神宮の内宮にて祭祀されることになるのですが、大和の笠縫邑に祀られた天照大神は、それ以後約六十年の歳月を要して二十五回も遷宮を繰り返しました。
 天照大神が伊勢神宮の内宮に鎮座する以前に立ち寄った先を、元伊勢と呼びます。

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